治験バイトとは?メリット・デメリットや参加の流れ、給料などを分かりやすく解説!

2021年9月15日

治験バイトに興味を持っている方は多いと思います。
ただ治験バイトというと「実際にはどんな仕事内容なんだろう」「どのような手順で参加できるのだろう」「どれくらい報酬が貰えるのだろう」「治験バイトって安全なの?」と様々な疑問が生じやすい仕事の一つでもあります。
本記事では治験バイトに興味を持っている方に向けて、治験バイトの仕事内容や参加の流れ、メリット・デメリット、報酬、体験談などの情報を分かりやすく解説します!
この記事をご参考に、ぜひ治験バイトに申し込みをしてみてください!

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そもそも治験バイトとはどんな仕事なの?

まず治験とは、新しく開発された薬が安全であるかどうかを調べる試験です。
新薬が実際の治療に使われるようになるためには、厚生労働省から医薬品として承認を得なければいけません。
そのためには健康な方たちの協力の元に、副作用や効き目をチェックする必要があります。
これらの試験を「治験」と呼びます。
治験バイトはこのように医薬品などの試験に参加し、薬の効能の検証に協力することが主な仕事内容になります。

治験の種類

治験には種類がいくつかあり、その種類によって仕事の具体的な内容は異なります。
まずは一般的な医薬品の治験には、入院タイプと通院タイプの治験があります。
入院タイプの治験では医療施設で数日〜数週間程度泊まりながら、投薬と採血・診察を繰り返します。
通院タイプの治験では一定の期間の間、対象となる医療機関に定期的に通って身体の検査を行います。
ご自分の時間の余裕に合わせて、どちらのタイプの治験を選択すると決定するといいでしょう。

また通院タイプの治験においては一般的な医薬品の治験だけでなく、ワクチンや健康食品、サプリメント、化粧品といった様々な種類の試験が行われています。
食品モニターなどは医療機関への通院に加えて、普段の食事や生活の記録を求められることもあるのですが、医薬品の治験の安全性に心配を抱いている方にとっては、参加の敷居が低い治験バイトかと思います。

治験バイトの参加手順・流れは?

治験バイトの一般的な参加の流れについては、以下の通りになります。

・治験サイトへの会員登録
・希望の案件に申し込み
・試験の説明会への参加(事前検診と同日に行われることが多い)
・事前検診に参加
・合格した場合のみ治験に参加


参加までのプロセスは運営団体によって異なる場合があります。
特に治験サイトによっては、ボランティア登録前に事前説明会への参加が必要な場合があるので注意しましょう。
治験サイトの登録については、登録費用や年会費などは無料で、大抵の場合は1分程度で簡単に申し込みができます。

そして、治験に参加するためには事前検診に合格する必要があります。
治験の事前検診では、医師の問診や身長・体重測定、血圧測定、採血、採尿、心電図の検査などが行われますが、こちらの通過率は4割程度と言われており、健康でも必ず参加ができるわけではありません。
健康診断に参加した場合は、たとえ参加が叶わなくても数千円の負担軽減費を貰えることが多いですが、せっかく申し込んだからには合格したいところ…。
ということで、以下の記事では治験の事前検診の詳しい内容や合格するためのコツを解説しています。
気になる方は是非ご覧ください。

▼治験の事前検診のコツについてはこちら

治験バイトのメリット・デメリットは?

本章では治験バイトのメリット・デメリットをまとめました。
メリットと同時に治験のデメリットを把握しておくことも大切だと思います。
メリットとして挙げた給料や、デメリットとして挙げた副作用については次章以降で詳しく解説します。

【メリット】
・負担軽減費として高額な報酬を貰うことができる
・普段チェックしづらい自分の身体の詳しい状況を知る機会になる
・入院治験では、栄養バランスの良い食事と規則正しい生活で自己の生活リズムを見直すことができる
・指示通りに行動したり検査を受けるだけで仕事内容が簡単、かつ自分の空いている時間を活用できる
・新しい薬の開発に貢献することができ、社会の役に立つことができる

【デメリット】
治験は厳格な安全体制で行われるものの、稀に副作用が発生することもある
治験ではほぼ毎日採血が行われることから、注射が苦手な人には向いていない
入院中は生活での行動が制限され集団生活であることから、ストレスを感じることも多い

気になる治験バイトの給料は?

続いて、治験バイトの給料相場について解説していきます。
前述の通り、治験には大きく通院タイプと入院タイプの二種類があります。
治験バイトの報酬に関しては、通院タイプの治験は1通院 10,000円前後、入院タイプの治験は1泊 20,000円前後の報酬が相場となります。
以下では、治験バイトの報酬例をいくつか取り上げてみたので、参考にしてください。

案件内容 日数/回数 報酬
ジェネリック医薬品の試験 4泊×2回 192,000円
花粉症の方を対象とした通院試験 通院4回 65,000円
HPVワクチン接種モニター 通院10回 18,000円

治験の報酬額については、同じ通院回数や入院日数でも治験の内容によって貰える報酬額は変わるので、様々な案件を比較してみてください。

▼治験の報酬・税金についての解説はこちら

治験は危険?そのリスクを解説!

治験バイトで気になるのはやはり副作用などの健康上のリスク。
治験では新薬の試験という性質上、どうしても副作用が発生してしまうことが時々あります。
その症状は、めまい、立ち眩み、眠気、のどの痛み、鼻づまりなど様々です。
こうした軽度な副作用に加え、まれに発疹や発熱といったやや重度の副作用も起こることもあります。
このような事実を聞くと確かに治験は怖いとのイメージが増幅されてしまうかもしれないですが、同時に以下のような事実も把握した上で意思決定をすることが大切です。

治験は最大限の慎重を期して実施される

まず第一に治験は、いきなり開発途中の薬を人間に投与するわけではありません。
新たに医薬品が開発された場合には、数年間にわたって動物実験を行い安全性を確認します。
この段階で深刻な副作用が懸念される場合には、そもそも次の臨床試験のステップに進むことはありません。
つまり人間に悪影響を与える可能性があるとわかっている治験薬が使用されることはないのです。

また、治験に参加する人に対してはごく少量の薬が投与されます。
副作用が出なければ、徐々に投薬の量を増やしていき身体への効能を検証していきます。
もちろん、治験で副作用が発生する可能性は否定できませんが、このように製薬会社も最大限の注意を払って治験を行っています。

副作用が起きてしまった時の体制は万全

実際に有害な副作用が発生してしまった時には、その症状が治験と因果関係があると認定されたものは、治療費や検査費用を製薬会社が負担することになっています。
たとえ、自分自身に副作用が発生しなくても、同じ試験の参加者でこのような副作用が見られた場合には、他の参加者にも参加を継続するかどうかの意思確認が必ず行われます。
そして、入院タイプの治験であればすぐに治療が行われ、万が一治験により死亡もしくは後遺障害が残るなどの被害が発生すれば、その補償も受けられます。
※ただし、治験と症状の因果関係が明確に否定されるケースでは補償は受けられません。

不安になったらいつでも自由に辞退が可能

治験は最大限の安全確保と人権保護のため、GCPという法令に基づき実施されます。
治験の参加前には治験に関する十分な説明を受けられるので、説明を聞いて十分納得した上で参加することができます。
その際に渡される説明文書には、治験薬のこれまでに見られた副作用や、予想される副作用についての説明事項などもあります。
治験への参加は自由意志ですので、治験参加の同意前はもちろん同意後でも、いつでも参加を取りやめることができます。

このように治験には僅かな健康リスクがある一方で、十分な説明をした上で参加者の意思を尊重するルールや、体調の異変が生じた際の対応の仕組みが整っていると言えます。

治験バイトの体験談をご紹介

本章では各所から収集した治験バイトに纏わる体験談をご紹介します。
参加者のリアルな声をご覧になって、治験のイメージを鮮明にしていただけたらと思います。

評判・口コミ①:20代男性

これまでに7回の治験に協力させていただきました。
もちろん、最初は緊張しましたが、回を重ねるごとにスタッフの方とも打ち解けて、会話を交わすことも増えました。
とくに、1週間以上の長期になると、他のボランティアの方々とも“寝食を共にする”間柄になります。
仕事の悩みから彼女の話まで、プライベートなことを話せる友達ができたことは予期せぬ収穫でした。
中には世界中を旅しているような人もいて、滅多に聞けないような体験談を話してもらえるのが刺激的でした。
治験が終わってからもLINEなどで連絡を取り合って飲みに出かけることも。これは、治験参加中には出来なかったお楽しみですね。

引用:インクロム公式HP

体験談・口コミ②:50代男性

健康な人の4泊2回の入院治験に参加してきました。
集団生活なので部活の合宿のような気分で過ごすことが出来ました。
食事もおいしく大満足でしたが、同部屋の人の歯ぎしりがひどくあまり眠れませんでしたww。
終了間際には一緒に参加された方や看護士の方々と仲良くなってこのままお別れするのが少し寂しく感じました。
新薬開発のために少しでも貢献できてよかったです。

引用:コーメディカルクラブ 公式HP

体験談・口コミ③:30代男性

貼り薬の試験に参加しました。
貼り薬の試験は採血回数が飲み薬に比べてかなり少なかったです。
採血が苦手な人にお勧めの試験だと思います。
ただし、貼り薬を貼っている間は背中に刺激?衝撃?を与えないためにシャワーや入浴・椅子の背もたれの使用・あおむけでの就寝・パジャマ以外格好(カーディガンを羽織る等)が禁止でした。
入院中の服装は医療機関の指定のパジャマで薄手のものでしたが、スタッフの方が温度を小まめに対応をして下さっていたので、適温の中で入院する事ができました。
苦労をしたことは、うつぶせで寝る必要があったので、普段は仰向けで寝ているので寝付くまでに時間がかかりました。
寝付けないあいだに、他の参加者の方が寝返りを打っていて起こされている方がいたので…ちょっとそこの点が大変でした。
多分他の参加者でも同じ意見の方がいると思います・・・!
ただ、実際貼っているのは1日だったので、我慢は出来ました。
さくっと治験に参加をする時は貼り薬試験の参加もアリだなと思える試験内容でした。

引用:V-NET公式HP

治験バイトの体験談については「最初は不安だったが実際に参加してみて印象が変わった」「スタッフが丁寧で安心して入院生活を過ごせた」「他の参加者と繋がりができた」という良い体験談に加えて「長期間の治験で暇な時間が多くて辛かった」「態度の悪い参加者がいて少しストレスが溜まった」など悪い体験談も時折見られました。
より多くの体験談が気になる方は、以下の記事もご覧ください!

まとめ:治験サイトの登録はJCVNがおすすめ!

いかがでしたでしょうか?
ここまで読んで治験バイトへの理解を深めていただけていたら幸いです。

最後に著者がおすすめする治験サイトも併せてご紹介いたします。
私のおすすめサイトは圧倒的に「JCVN」です。
その理由は、15年以上の運営歴と40万人以上の登録者が存在するという実績から感じられる安心感と、全国各地を対象とした豊富な案件数が募集されており、自分の条件に適した治験を見つけやすいからです。
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